絶望から希望へ

厳しい人事異動にあった、おじさんが立ち直りに向けて奮闘する記録

人生の穴

 渡辺和子さんの著書「置かれた場所で咲きなさい」を久々に読みました。

 8年くらい前にも、昇任のことで悩んだ時期があり、読んだことがありました。再度、この本を読み、前回とは違うところが心に刺さりました。

 

 「順風満帆な人生などない」というパートで、思いがけず人生に穴がぽっかりと開き、そこから冷たい隙間風が吹くことがあること、この穴には埋められないものもあるが、穴が開くまで見えなかったものを穴から見ることが大事だと書かれています。

 

  YouTubeでも生前のお話をお聞きすることができます。どうすることもできない現実(人生の穴)もあるが、その現実(穴)に対する自分の態度は変えることができる。

 開くまで見えなかったものをその穴から見ようとする意欲とその穴の意味を考えようとする謙虚さが大事だとおっしゃられ、何とも身に沁みます。

 

 今回の異動は、私にとって「人生の穴」だと思います。

 いろいろと考えましたが、今日現在で、この穴から見えてきたものは、職場で怒らないとか言いたいことがあっても我慢するといった上辺のことではなく、部下を含め他人を個人として尊重すること、人を見下したり馬鹿にしないこと、人の言うこと(忠告・注意)を真摯に受け止めることが自分の人生に必要だということです。

 

 これからも「人生の穴」から見えるもの、その意味を考えていこうと思っています。

 

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