絶望から希望へ

厳しい人事異動にあった、おじさんが立ち直りに向けて奮闘する記録

「成仏」は簡単ではない

 大江英樹氏や大前研一氏は、先の見えたサラリーマンはさっさと「成仏」したほうがよいと言っています。

 

 「成仏」とは、出世への未練を断ち切って、第2の人生に向けて準備を進めるなど新しい人生に向かうということのようですが、実際にやろうと思っても、なかなか踏ん切りがつきません。

 

 60歳まで今年を入れて約10年あり、仮にうまく「成仏」できたとして、その後の仕事はどのようなスタンスでどのように取り組めばいいのか。

 「やる気もないし、何でもいいや」というスタンスでは自分が腐っていくようで怖い気がします。

 

 一方で、いつまでもウジウジして、「なんで俺がこんな所でこんな仕事を・・・」などと引きずっていると、気がついたら「うつ病」だったなんてことにならないかと思い、一日も早く「成仏」してしまった方が気が楽になるのだろうと思う自分もいます。

 

 自問自答を繰り返していますが、今回、左遷を食らいましたが、本当にもう終わりなのか確かめるすべがなく、未練たらたらで、思い切って自分を「成仏」させられないという状態(心境)が正直なところです。

 

 大前研一氏によると、60歳からやりたいことを見つけて、それを始めるのでは遅く、やりたいことがあればすぐに始めて、60歳以降も継続するのがいいようです。

 そこで、カルチャースクールにでも行ってみようかと思いましたが、こちらは結構な田舎のため、興味を引く講座が見つかりません。英会話やウクレレ、習字、デッサンとかではなく、「終わった人」のように文学的なものがいいのですが・・・

 

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 こんなことを考えていたためか、今日は朝から結構な落ち込みでため息と反芻思考ばかり。

 一体いつになったら、あるいは、どんなきっかけがあれば、すっかり吹っ切れるのか。

 結局のところ時間が解決してくれるのをじっと待つのでしょうか・・・