絶望から希望へ

厳しい人事異動にあった、おじさんが立ち直りに向けて奮闘する記録

「嫌われる勇気」を読んで

 遅ればせながら「嫌われる勇気」を読みました。

 

 なるほど、感じるところ、考えるところが多く、感銘を受けました。

 少なくとも もう1回は読みたいと思ってます。

 

 今、心に響いているのは、「目的論」と「課題の分離」、「いま、ここ」です。

 

 私が、部下に厳しい態度をとったのは、部下の自分のことしか考えない行動やふてぶてしい態度等が原因で感情が抑えられなかったのではなく、部下を従わせたい、部下に立場をわきまえさせたい、上下関係をはっきりさせたいという「目的」から「怒り」という感情を持ち出したのだと痛感しました。

 もっとハッキリ言うと、その部下が嫌いで懲らしめたかったのだと思います。

 

 「課題の分離」については、かなり難しく、うまくできないかもしれませんが、自分と部下の課題を分離しようとする意識を持てば、今までよりずっと適切な距離を保てるのだろうと思います。

 

 「いま、ここ」については、とかく過去や未来ばかり考えがちだった私に特に響きました。

 人生は刹那の連続である。過去や未来はなく、今この瞬間を丁寧に生きる。過去に受けた注意やその影響(将来の昇任)について考えず、毎日の仕事・生活に集中したほうがよいことがわかりました。

 (実際は、これがなかなか難しいのですが・・・)

 

 他人との競争をやめるべきなど、承認欲求を捨てた方がいいというところも、感慨深いものがありましたが、よく消化しきれていません。

 

 1回目は読み急いだ感じがあるので、2回目はもう少しゆっくりと味わいたいと思います。

 

 さあ、今日も9時からオンライン坐禅会に参加してストレス解消に努めます。